福岡忠久の偉人録「リンカーン」
今日、福岡忠久が紹介する人物はリンカーンです。
リンカーンは、アメリカ合衆国史上初の共和党所属の大統領にして、アメリカ合衆国史上最初の暗殺された大統領です。
あまりに有名な偉人ですが、福岡忠久なりにまとめてみました。
1809年、ケンタッキー州の農場に建てられた丸太小屋で生まれた彼は、祖父の名にちなみエイブラハム・リンカーンと名付けられます。
祖父はリンカーンが生まれるより前にインディアンに殺害されており、後の彼の思想にも少なからず影響を与えました。幼少期から22歳で独り立ちするまで、開拓農民である両親と共にいくつかの州を転々としながら過ごしました。1832年、イリノイ州議会議員選挙に出馬するも落選するも、2年後の1834年、再度選挙に挑み見事当選しました。
1846年にはアメリカ合衆国下院議員に選ばれ国政に進出、1860年に第16代アメリカ合衆国大統領に当選しました。大統領として数々の功績と栄誉をその手にしたリンカーンは、1865年4月、妻との観劇中に凶弾に倒れました。
リンカーンは奴隷解放宣言により、黒人または混血の奴隷を解放し「奴隷解放の父」と呼ばれるようになりました。
しかし実際は、南北戦争での戦術として敵対していた南部の内情を奴隷の反乱などで揺さぶりをかけるためであり、リンカーンは本来奴隷解放論者ではなかったそうです。
ですが結果として、最終的に300万人を超える奴隷が解放されました。