福岡忠久の偉人録「ヘレン・ケラー」
今日、福岡忠久が紹介する人物はヘレン・ケラーです。
ヘレン・ケラーは視覚と聴覚に重度の障害がありながらも、それに負けず障害者への理解を深めるための活動を世界中で行った人物です。
ヘレン・ケラーは裕福な家庭の長女として、健康に生まれ育ちました。しかし不運なことに、2歳でしょう紅熱を発病し、その後遺症として視覚と聴覚を失い、言葉も話せなくなってしまいました。
そんな彼女の転機は7歳の時に訪れます。
それは、恩師サリヴァン先生との出会いです。
サリヴァンもヘレン・ケラーと同じように視覚に障害を持っていました。
けれども持ち前の向上心で勉学に励み、手術により視力も取り戻したことにより、優秀な成績で盲学校を卒業しました。
福岡忠久も驚いたんですが、実はこのときのサリヴァンの年齢は、若干20歳でした。
20歳にして視覚と聴覚を失った少女の家庭教師をし、その少女を世界的な偉人へと育てあげていくのです。
サリヴァンと出会ったことで、ヘレン・ケラーは「指文字」と「言葉」を学びました。
そして血のにじむような努力の結果、現在ハーバード大学となっている、ラドクリフ大学への入学を掴み取ります。その後は、講演活動で世界中を飛び回り、障害者の地位向上に尽力しました。