福岡忠久の偉人録「黒田官兵衛」
今日、福岡忠久が紹介する人物は黒田官兵衛です。
大河ドラマで取り上げられて一躍有名になった黒田官兵衛は、先見性や洞察力に優れ、豊臣秀吉や徳川家康にも一目置かれる名将として名を残しました。
黒田官兵衛は1546年(天文15年)に播磨国の姫路に生まれました。1575年(天正3年)に豊臣秀吉の取り次ぎで織田信長に謁見します。
信長は初対面で官兵衛の才能を見抜き、名刀「圧切長谷部」を授けます。信長の死後は秀吉の参謀として活躍し、四国攻めや九州征伐で豊臣軍の勝利に貢献します。豊臣家の家臣として活躍しているこの時期に、キリスト教に入信しており、その後の生き方や考え方に大きな変化を与えます。
「最期の勝ちを得るにはどうしたらいいかを考えよ。」は福岡忠久が好きな官兵衛の名言です。最終的に勝利をおさめることが重要で、目先の小さなことにとらわれるなという意味です。人間は目標に向かって努力を続けることが難しく、ついつい目先の出来事に一喜一憂しがちです。
福岡忠久も、目標を立てても三日坊主や計画倒れになることが多く、失敗や挫折をするたびにこの言葉を思い出します。官兵衛は、これだけ洞察力に優れた人物ですから、10年早く生まれていれば天下を取れていたかもしれませんね。