福岡忠久の偉人録

僕、福岡忠久が、ただただ偉人を紹介していくブログ。

福岡忠久の偉人録「夏目漱石」

今日、福岡忠久が紹介する人物は夏目漱石です。


皆さんご存知、夏目漱石。昔の千円札にも載っています。

彼は日本を代表する作家で、「こころ」「坊ちゃん」など言わずとしれた名作です。

福岡忠久も尊敬しております。とくにあの「吾輩は猫である」はなんと処女小説だというから、何とも驚きです。


そんな漱石ですがこの「夏目漱石」はペンネームで、本名は夏目金之助といいます。まずそのエピソードを書きましょう。


中国の故事成語に「枕石漱水」というもがあります。

これは「石を枕にして眠り、水の流れに口を漱ぐ」という意味ですが、漱石はそれを間違えて覚えており、「漱石枕水」と覚えていました。

 

それを友人へ言ったところ、友人に突っ込まれます。しかしそれに対して漱石は「石で口を漱ぐのは歯磨きのためで、川の流れを枕にするのは耳の中を洗うためだ」と意地を張ります。

このミスによってできた言葉をのちにペンネームとしたわけです。

これからもわかるように漱石はすごく意地っ張りだったようです。 

 

また、正岡子規とも交流が深かったことも知られています。

彼らは互いに励ましあいながらお互い頑張ったそうです。正岡子規もですが、夏目漱石も多くの造語を生み出したことでも知られています。

「新陳代謝」「無意識」「肩が凝る」といった言葉を作ったとされていますが、18世紀末ごろの歌舞伎本にも載っていることから、その実態は不明です。


日本で非常に有名な漱石ですが、海外での評判も悪くはないようです。

三四郎や倫敦塔はアメリカやイギリスで英語翻訳されていますし、1990年代の韓国では漱石ブームと呼ばれるほど有名人だったようです。 

 

日本でも海外でも評価があったことを考えるとやはり、お札に描かれるのは納得といったところではないでしょうか。